その他の部門

電動バイク・スクーター川柳

以前は「すぐ壊れる」となかなか浸透しなかったイメージがある電動バイク・スクーターも、徐々にその数を増やしつつある。こちらでは、電動バイクやスクーターに関するあるあるをお届けしたい。

お財布が 電動買えと 訴える

環境問題に配慮する時代背景もあって、国産の電動バイクに限って言えば、購入時に補助金がもらえるという特徴があってお得感があった(クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金)。

補助金がもらえる電動バイクとして有名なのはヤマハE-Vinoだろう。E-Vinoを買うと国から26,000円、東京都であればプラス80,000円の交付があったのだ。また、ガソリン車よりも燃費がよいので走行距離に対する維持費が安いというのも、電動バイクのメリットだ。もっとも、車体価格そのものはお高いのだが……。

早朝や 深夜も家から すぐ始動

エンジンバイクの場合、早朝や深夜に移動する際には押して移動し、大きな道路に出たらエンジンを始動する……という人も多い。バイクは爆音がするので、住宅街のど真ん中、住人が気持ちよく眠っている最中でバイクを吹かすのはスマートなバイク乗りの行動とは言えないからだ。

その点、電動バイクであればエンジンバイクの比ではないほど駆動音が静かだ。だから早朝や深夜にバイクを走らせる人にとってはとても良いバイクかもしれない。一方で、バイクは車体が小さい上に速いので、大きなエンジン音によって存在をアピールし、歩行者との事故を避けられるという側面もあるにはある。静かな駆動音は速度が出ない小型バイクにとっては大きなメリットでもあるが、速度が出やすい大型バイクにとってはデメリットにもなりうる。

充電で 安心できない ぶらり旅

外で充電できる場所が少ない、というのはいまだ電気で動く乗り物の宿命だろう。出発前に充電できる場所を探しておかねば安心できないので、ツーリングでふらっとどこかに行くという走り方がしにくい。

「充電ステーションにあたりをつけておかないと外出するのが不安」というのは電動自動車を持っていても同じような気持になるが、気軽にどこまでも放浪できるバイクの魅力が感じられにくい、と思うのも致し方ないだろう。あくまでも街乗りを想定しているのだ。ツーリングに使うにしても、田舎道を思い付きで走るといった無謀な判断を下すことは滅多になくなるだろう。ちなみに充電は家でもできるし、電気代も思ったよりはかからないが、フル充電まで10時間近くかかるのがネックである。