ホンダCB400 SUPER FOURの川柳
生産終了となったホンダCB400SF
ホンダの人気モデルCB400SFは、2022年10月に生産終了となりました。
1992年に初代モデルが登場して30年、何度かモデルチェンジを繰り返しながら、常に多くのライダーの支持を得てきたモデルです。
生産終了となった今でもその実力は高く評価されています。
そんなCB400SFの最終モデルを振り返ってみましょう。
前述のとおり、CB400SFがデビューしたのは1992年です。
その後さまざまな変更がありましたが、最終モデルとなったのが2017年にフルモデルチェンジされたモデルです。
マフラーとスロットルボディが改良されるとともに、ヘッドライトにLED採用、またハンドルの位置が若干変わっています。
それ以外は見た目が少し変わっただけで、特に大きな変更もなかったわけですが、それだけこのときの完成度が高かったことの証でしょう。
エンジンは56馬力で、以前の自主規制値に近いパワーで先代モデルより3PS上がっています。
もちろん街乗り程度で実感できるほど大きな違いではないですが、アイドリング時から低回転域まで加速するときのスムーズな力強さはこのエンジンならではなのでしょう。
自分の意図にしっかり応えてくれるため、もっと大型のバイクに乗っている人も物足りないと感じることはないのではないでしょうか。
また、最終モデルのCB400SFは、サスペンションのセッティングやフレーム剛性のバランスなどもしっかり改良されています。
そのためハンドリングも抜群です。
前後輪とも路面に吸いつくような接地感の高さで、手応えを維持したままコーナーを素直に旋回します。
車体を自分の手足のようにコントロールできるため、スポーツライディングも十分に楽しめるはずです。
スリッパークラッチなどの新型のモデルでは常識となりつつある装備はありませんが、その分シフトダウンのときに回転数を合わせたりと操作する楽しみがあるとも言えるでしょう。
また、車体の安定性も高く、バンク中にも不安はまったくありません。
フレームとサスペンションが衝撃を逃がしてくれるため、バンク中に路面の凹凸を通過したとしてもハンドルや車体が弾かれることがないのです。
素直に旋回コーナーでも手応えハンドリング抜群
誰もが乗りやすいバイク
その足つき性もCB400SFの良さの一つです。
最後のモデルチェンジでハンドルの位置が若干手前に、かつ、高くなりましたが、シートは755mmと低めでアップライトなポジションで乗ることになります。
体格を問わず誰もが乗りやすいポジションです。
このように多くの人がバイクの楽しさを感じるであろうCB400SFという完成度の高いバイクが、2022年に生産終了となってしまいました。
にわかには信じられない思いですが、せめて長い間ありがとうと感謝を述べましょう。
CB400SF長い歴史の中でさようなら