ホンダゴールドウィングの川柳
ホンダが誇る超豪華ツアラー
ホンダのバイクのなかでも最も重く、排気量も国内最大級なのがゴールドウイングシリーズです。
アメリカで1975年に登場したゴールドウイングGL1000以降、長年にわたって同社のフラッグシップモデルとして支持されています。
ゴールドウイングというと豪華装備の大型ツアラーというイメージがありますが、モデルチェンジを経てゴールドウイングとゴールドウイングツアーに分かれました。
ツアラーの役目を後者に託し、バガーカスタムにゴールウイングは生まれ変わったのです。
アメリカホンダのマーケティング責任者によると、新しい人にゴールドウイングに乗ってもらいためにスタイリッシュでコンパクトなスタイルを追求したと言います。
これまでのゴールドウイングはとにかくゴージャスであることを強調していたものの、一般的なライダーにはやや扱いにくかったのは否めません。
また、ツアラーとしての快適性は抜群ですが、快適すぎてマシンを操るエキサイティングな感覚が乏しいと感じる人もいたようです。
そこで登場したのが新型のゴールドウイングですが、実際、従来のモデルよりも52kgもの減量に成功しています。
また、従来モデルではゴージャスなソファーのようなシートだったのが、新型モデルでは快適性は維持しながら体重移動しやすいスポーツバイクのようなシートになりました。
以前のゴールドウイングは、ハンドルのちょっとした動きが挙動に影響を与えるほどでしたが、新型になってそれも解消されています。
重心が低いため低速での安定感が高く、切り返しもかなり軽くなりました。
巨体にしてハンドリングは自然ゴールドウイング
豪華な装備で快適な旅を
2021年にモデルチェンジした新型モデルは、ゴールドウイングがトランクレス、ゴールドウイングツアーがリアトランク装備となり、どちらもDCT仕様車です。
カラーバリエーションも変更されており、ゴールドウイングはマットジーンズブルーメタリックという新色1色のみとなりました。
一方、ゴールドウイングツアーはガンメタルブラックメタリックという新色を含め、3色が設定されています。
新色はエンジンカバー、マフラー、フレーム、足回りに至るまですべてメタリックなブラックで統一されているのが特徴です。
また、新型モデルには合計4種類のライディングモードが用意されています。
スロットルのレスポンス、DCTのプログラム、足回りの設定などがボタン一つで切り替え可能です。
穏やかな「エコ」と「レイン」、文字どおりスポーティーな「スポーツ」、快適な「ツアー」という4つのモードですが、基本的に「ツアー」にしておけばどんな走りにも対応します。
このように、巨体を忘れる扱いやすさにツアラーらしい豪華な装備と、魅力に溢れた新型ゴールドウイングです。
快適な旅豪華な装備も◎ツアラーの魅力